ORANGE-console
V2

オレンジピコショップで販売中
ORANGE-consoleのファームウェアがバージョンアップされました。
Ver 2.00での仕様変更は以下の通りです。

セットアップ画面への移行方法が変更になりました。
セットアップ画面での設定項目が増えました。
フルスクリーンエディターおよびオートタイプをサポートしました。
USBメモリー(USBハブ経由)からのロード/セーブをサポートしました。
USBキーボードのキーリピートをサポートしました。

最新ファームはこちらです。
ファーム更新方法はこちらです。

ORANGE-consoleとは? VGAモニターとUSB専用キーボードが使用できるシリアルコンソールです。
キーボードからのデータをシリアルポートへ送信し、シリアルポートからのデータをモニターに出力します。
シリアルポートの信号レベルは3.3V用と5V用のものがあります。(別製品です。)
VT100のエスケープシーケンスの一部をサポートしています。
 
     
組立てキット説明書 組立てキット説明書はこちらからダウンロードできます。  
     
接続方法
電源にはUSBケーブルで5Vを供給します。
(USBチャージャーやモバイルバッテリーに接続します。)
VGAにはD-Sub15ピンケーブルでモニターに接続します。
USBキーボードを接続します。
Bluetoothキーボードは使用できませんが、無線キーボード(2.4GHz)も使用可能です。

シリアルポートポートの接続は以下のようになります。
シルク印刷 説明
+5V マイコンボードに5Vを供給します。必要に応じて接続します。
または、マイコンボード等から+5Vを供給してもらうこも可能です。
その場合は、ORANGE-console本体の電源を切ってください。
GND マイコンボードのGNDに接続します。
TXD この端子からデータが出力されます。マイコンボードのRXDにクロス接続します。
RXD この端子からデータを入力します。マイコンボードのTXDにクロス接続します。
3V3 マイコンボードに3.3Vを供給します。必要に応じて接続します。
 
     
起動

電源を入れるとターミナル画面で起動します。
この状態で、受信した文字はすると画面され、キー入力した文字は送信されます。
 
     
 セットアップ

F1キーを押してセットアップを行います。セットアップで設定した情報は電源を切っても消えませんので、次回からは不要です。
キー 説明 備考
B ボーレートを変更します。
キー押すごとに設定が変わります。
(115200→57600→38400→19200→9600→4800→2400→1200→115200)
 
K キーボード種別を変更します。
キーを押すごとに設定が変わります。(JP→US→JP)
 
O 水平方向の表示位置を変更します。
キーを押すごとに設定が変わります。(00→01→02→...→30→00)
Ver 1.02~
Q 設定を保存しないでセットアップを終了します。  
M 通常のターミナルとORANGE-Python専用モードを切り替えます。
ファームをORANGE-Pyhtonと共通化しているために、このような設定があります。通常はTerminalのまま設定を変えないでください。Terminalモードのときも、F5キーでスクリーンエディターが起動します。
Ver 2.00~
L オートタイプ時の行間遅延をms単位で指定します。 Ver 2.00~
C オートタイプ時の文字間遅延をms単位で指定します。 Ver 2.00~
S 設定を変更して再起動します。
設定した情報はフラッシュメモリーに保存されますので、電源を切っても保持されます。
 
 
     
 スクリーンエディター

スクリーンエディターでは入力した文字がそのまま画面に反映されます。以下の編集キーが使用できます。
↑、↓、←、→、Del、BS、PgUp、PgDn、Home、End

また、以下のファンクションキーが使用できます。 
 F1 CLEAR  編集テキストをすべてクリアします。 
 F2 TERM ターミナルに戻ります。戻ったときはターミナルが全クリアされます。
 F5 TYPE ターミナルにもどり、スクリーンエディターで編集していたテキストの内容をすべて送信します。
 F6 ULOAD 外付けUSBメモリーに保存してあるテキストをロードします。F6キー押下後にファイル名を入力してください。中止するときはESCキーを押してください。 
 F7 USAVE 編集テキストを外付けUSBメモリーにセーブします。F7キー押下後にファイル名を入力してください。中止するときはESCキーを押してください。 
 
     
 仕様
USBキーボード JP, US(環境設定で変更可能)
※カナキー入力、日本語入力。
モニター VGA(D-Sub 15ピン)80文字×24行表示画面全体で1色指定(ジャンパーピンRGBの組合せで設定)
※半角カナ文字を含む日本語表示はサポートしていません。
シリアルポート 信号レベルは3.3Vまたは5V(別製品)
通信速度 1200, 2400, 4800, 9600, 19200. 38400, 57600, 115200bps(環境設定で変更可能)
データ長 8ビット
ストップビット 1ビット
パリティ なし
フロー制御 なし
ローカルエコー なし

 
 
     
エスケープシーケンス
シーケンス 機能  備考
ESC [ K カーソル位置から行末までを消去する。  
ESC [ 0 K カーソル位置から行末までを消去する。  
ESC [ 1 K 行頭からカーソル位置までを消去する。  
ESC [ 2 K 行全体を消去する。  
ESC [ J カーソル位置から画面末尾までを消去する。  
ESC [ 0 J カーソル位置から画面末尾までを消去する。  
ESC [ 1J 画面先頭からカーソル位置までを消去する。  
ESC [ 2 J 画面全体を消去する。  
ESC [ Ps A カーソルをPs行上に移動する。Psの省略時の値は1。  
ESC [ Ps B カーソルをPs行下に移動する。Psの省略時の値は1。  
ESC [ Ps C カーソルをPs行右に移動する。Psの省略時の値は1。  
ESC [ Ps D カーソルをPs行左に移動する。Psの省略時の値は1。  
ESC [ Ps1 ; Ps2 H カーソルをPs1行目のPs2桁目に移動する。Ps1、Ps2の省略時は1。  
ESC [ Ps1 ; Ps2 f カーソルをPs1行目のPs2桁目に移動する。Ps1、Ps2の省略時は1。  
ESC [ H カーソルをホーム位置に移動する。  
ESC 7 カーソル位置を保存する。   
ESC 8 保存したカーソル位置を復元する。  
ESC D カーソルを一行下に移動する。  
ESC M カーソルを一行上に移動する。  
ESC E カーソルを次の行の先頭に移動する。  
ESC [ Ps M カーソルのある行からPs行を削除する。Psの省略時の値は1。   
ESC [ Ps L カーソルのある行行の前にPs行空行を挿入する。Psの省略時の値は1。   
ESC Pm m 文字属性を設定する。省略時のPmの値は0。
Pm 意味
0 すべての属性を解除する。
4 下線属性を設定する。
7 反転属性を設定する。
 
ESC [ ? 2 5 l カーソルを非表示にする。  
ESC [ ? 2 5 h カーソルを表示する。  
ESC [ 4 l 上書きモードにする。 Ver 1.05~
ESC [ 4 h 挿入モードにする。 Ver 1.05~
ESC [ Ps1 ; Ps2 r 上下マージン(スクロールリージョン)の設定は無視する。 Ver 1.05~
 
 
     
 キーコード
キー シーケンス
ESC [ A
ESC [ B
ESC [ D
ESC [ C
 
     
 表示キャラクター
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0 0 @ P ` p
1 ! 1 A Q a q
2 " 2 B R b r
3 # 3 C S c s
4 $ 4 D T d t
5 % 5 E U e u
6 & 6 F V f v
7 ' 7 G W g w
8 ( 8 H X h x
9 ) 9 I Y i y
A * : J Z j z
B + ; K [ k {
C , < L \ l |
D - = M ] m }
E . > N ^ n ~
F / ? O _ o